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1999年02月28日
おみまい
箱根に行ったその足で、湯河原に住んでいる祖母のお見舞いに行ってきました。祖母は2月中旬に風邪をこじらせてしまって、入院しています。容体も大分安定してきたようなのですが、まだ当分は入院が続きそうなので韓国のお土産と土産話を持って見舞いに行きました。
病室に入って、ベッドに横になっている祖母を見た瞬間に自分の中でも忘れかけていた光景を思い出しました。
私がまだ小学校低学年の頃、父と母が(時期は別だったのですが)それぞれ病気で入院してた事がありました。父は一ヶ月くらい、母は2週間くらいの入院だったのですが、その間つきそいなどで家にいられなかった父母の代わりにまだ小さかった私や姉兄の面倒を見てくれたのがベッドに横になっている祖母だったのです。
そのことと、父母を見舞った時の病院の雰囲気、父の心配をしたこと、母がいなくて不安だったことを今更のように思い出しました。…今、大人になってみると「自分だけの力で大人になったんだ」とか思いがちだったのですが、決してそんなことはなくて、自分が今こうしていられるのも見守ってくれた大人たちがいてくれたからなんだな、と当たり前のことなのですが、改めて実感したりもしました。
祖母は、臥せっていましたが口の方は達者で、
「私が、こんな臥せってるところなんて、初めて見たろ?」と笑っていました。全くそのとおりで、父と母の入院姿を見たことのある私でも、祖母が寝込んでいるのは始めて見たのです。なにしろ、母曰く、「おばあちゃんは、出産以外入院したことが無かった人だから」だそうなのです。私にはそんなそぶりを見せませんでしたが、初の病気による入院でかなり参っているらしいので、また、ちょくちょく見舞おうと思ったのでした。
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