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2001年01月24日

枕元に夢を積んで

私の部屋のベッドの枕元の台に、目覚し時計と読みかけの本を置いています。ところが、今それがちょっと困ったことになっています。読みかけというか、手付かずの本が山積みの状況なのです。
1冊目は北村薫「リセット」。1月20日に発売されたばかりの「時と人」三部作の3作目です。三部作といってもそれぞれの作品には物語のつながりは特になく、「時と人」というテーマが共通しています。
1作目の「スキップ」は高校を舞台にした話。クライマックスが文化祭で、そこにいたるまでの細々としたエピソードが、所々自分が高校生だった頃とオーバーラップする部分があり、ヒロインの常に前向きな行動も魅力的で、私の大好きな小説の一つです。2作目は「ターン」。一人称と二人称が交錯する不思議な印象の話です。時を「スキップ」するより「ターン」の方が楽だろうな、などと考えた私が甘かった、と思ったりもしました。
というわけで、3作目の「リセット」、「ターン」が発売された1997年から丸3年待って、やっと発売されたのです。本屋さんで見かけた瞬間に買ってしまいました。…でも、まだ読んでいません。
2冊目…といってよいのかどうかは「ハリーポッターと賢者の石」と「ハリーポッターと秘密の部屋」。友人の間をぐるぐると回っていて、私の番になりました。読んだ人達の間ではすこぶる評判がいいようです。魔法とかが出てくる、なにやらファンタジー系のお話らしいですが、私もファンタジー系の話は好きなので、きっとはまって読んでしまうことでしょう。…でも、まだ手付かず。
3冊目とは既に言わないのかもしれない、夢枕獏「陰陽師」三冊。やはり友人が「気に入ると思う」といって貸してくれました。日本史関係の話は好きなので、きっと気に入って読んでしまうでしょう。が、まだ読んでいません。
わたしは本を読む時に「ここからさきは明日にしよう」といってしおりを挟んで取っておく、ということの出来ない人間なのです。気に入った本があったら一気に最後まで読む、気に入ったお菓子があったら残さず食べる、そういうタイプ。なので、今まで読書のせいで夜更かししたことも数しれず。我ながら困ったものですが、どうしても続きが気になってしまって何も手につかなくなってしまうのです。
…しかし、これだけの本(しかも、「リセット」と「ハリーポッター」はハードカバーだったりするし)を「一気読み」してたら、夜更かしどころじゃすまない騒ぎになりそう。困ったなあ。
とりあえず、今日は枕元に本を積んで、幸せな夢を見ることにします。

2001年01月24日 23:28

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