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2002年07月11日

「心配」と「不安」と「恐怖」

喉風邪の調子が良くないなあ、などと思いつつもこの時期風邪をひくのは毎年の恒例行事だからなどと甘く見ていたら徐々に悪化してきてしまい、病院に行って「なんか2週間くらい前から喉の調子がおかしくて~」と診察していただいたら、「ああ、これ大分悪化してるから薬飲んでもすぐには治らないよ」と言われ、点滴を打たれてしまいました。手術(といっても傷口を縫っただけ)とCTスキャンはやったことがあっても、入院を経験したことの無い私にとって実は人生初点滴でした。こんなところにも人生初はひそんでいたんだなあ。
さてさて、診察していただいたお医者さまは何かと忙しそうで、私の診察の途中にも他の患者さんから電話がかかってきていて、その患者さんがご自身の症状について不安にかられてあれこれと相談されているのを、「あのね、私がもう大丈夫だって言ってるんだから、専門家の言うことを信じてください」などと懇々と諭している様子。
その電話が終わったあとで、心療内科も兼ねているそのお医者さまがちょっと疲れたご様子で、
「あのね、今日本とかのいわゆる先進国で一番多い病気って何だかわかる? それは神経の病気。『心配』っていうのは危険に対しての『心配り』のことだからしなきゃいけないものなの。でも、危険に対しての『不安』ていうのは度を越すと、いつかその人の中で『不安=現実』になってしまうから、注意しないといけないよね。また、危険に対して『恐怖』を覚えない人っていうのも問題があるんですよ。」
とおっしゃってました。
『心配』と『不安』と『恐怖』のバランス、自分も注意しないといけないな。

2002年07月11日 00:45

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