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2005年02月17日

オペラ座の怪人

私にしては非常に珍しいことに、映画を見に行ってきました。舞台や演奏会や演芸はしょっちゅう観に行っているくせに、映画となるとなぜかなかなか食指が動かないので、観に行ったのは『千と千尋の神隠し』以来かな?
現在、『ハウルの動く城』が公開されていますから、前回映画館で映画を見てからおよそ宮崎アニメの製作期間1本分の時間が経っていることになります。その間に、『ハリーポッターとアズカバンの囚人』も観たような気がしますが、こちらはウズベキスタン旅行のときにアシアナ航空の機内上映で、選択肢が「英語版/ハングル吹き替え」の2種類しかないため、泣く泣く英語版を観たというものなので数に入るのか微妙なところです。原作を知っていれば英語版でも大体なんとかなるもんだなあ、と思いました。(しかし、クライマックスの両親と登場人物たちの過去が明らかになるシーンはほとんど判らなかったけど。)

などという前置きはおいておいて、今回観に行ったのは「オペラ座の怪人」です。「ハウルの動く城」とどちらを観るかをちょっと迷ったのですが、「ハウルの方はどうせ金曜ロードショーでやるからいいや」と思い、ネット上で評判を聞いていた「オペラ座の怪人」の方を見ることにしました。
しかし、上のリンクをクリックすると「オペラ座の怪人」公式ホームページに飛びますが、歌が流れたり、ストーリー紹介が動画で流れたりと随分親切です。映画を観た後にパンフレットを買うかどうか悩んだのですが、パンフレットに匹敵するだけの情報量があるように思いました。

(この辺からネタばれあり)
「オペラ座の怪人」と言えば♪じゃーん、じゃじゃじゃじゃじゃーんというミュージカルのテーマが有名ですが、私はミュージカルの方を観ていないため、逆に言えばそのテーマぐらいしか知らないまま、ほとんど前情報を仕入れずに観ました。なので、却ってミュージカルと映画版の対比とか余計なことを考えずに話と音楽に没頭できたので幸せだったかなと思います。
オペラ座を舞台にしているのですが、あちこち場面が変わるので、これは舞台でやる場合はどう転換するんだろう、どういう演出でやるんだろう、と舞台のほうにも興味がわきました。
逆に映画の方が良かったな、と思うのはやっぱり役者さんのアップの表情が堪能できたこと。特にクリスティーヌは最初、清楚で初々しい印象だったのに、芝居が進むにつれてどんどん妖艶になって行っちゃって、最後のファントムとの対決シーンとかドキドキしました。同じくドキドキしたのがクリスティーヌの衣装(笑)。それほど露出度が高いわけでもないのに、ライティングとかカットとかで所によりすごいエロティックに色っぽく見える部分があり、素敵でした。劇中劇「ドンファン」の中のクリスティーヌの衣装の「肩紐」がずっと気になっていたのはきっと私一人ではないでしょう。
音楽もすばらしくて耳についちゃって離れません。只今サントラ買おうか考え中。♪じゃーん、じゃじゃじゃじゃじゃーん

2005年02月17日 22:37

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