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2003年12月21日
ひさしぶりの岡村孝子コンサート
今週末でとりあえず芸術の秋~冬強化月間終了。いつも手元にあるチケットは忘れないようにPC机横のコルクボードに貼っておくのですが、一時期にぎやかだったコルクボードも大分すっきりしました(でも、まだ空になったわけではない…)。お芝居が多かったですが、お芝居の合間に落語に行ったり、クラシックのコンサートに久方ぶりに行ったり、自分の中でもバラエティ豊かで楽しかったです。
さて、10年以上ファンを続けていて今でもまあまあファンなのですが、岡村孝子さんのコンサートに6年ぶりに行ってきました。一部の方たちに攻撃的な論調となっておりますので読んでもどうか怒らないで下さい…。
6年ぶりのコンサート、in渋谷公会堂。昨年の岡村孝子歌手生活20周年コンサートは仕事が重なって行けなかったのです。後で聞いてみると、20年ぶりにあみん復活とか話題が多かったみたいだったので、残念でした。
このコンサートチケットを取ったきっかけは、ズバリ10月頃の「岡村孝子離婚報道」です。やっぱり気になってしまって。前回行ったコンサートでは「結婚します。幸せになります」とか言っていたので、なんか随分時が経ってしまったと思いました。
時が経ったと言えば、客席の風景。「内気な少年とリリカルな少女達のための歌」とかいうのが(←あやふや)確か孝子さんがデビュー当時のキャッチコピーだったのですが、ずばり客席にいたのは私も含めて「内気な少年とリリカルな少女達のなれのはて」。17年前の少年少女たち、でした。しかも、小さな子供達を連れた家族連れもいたりしたので、ちとびっくり。
離婚の件については本人の口から「お騒がせしました。ご心配かけてごめんなさい」としっかりした挨拶がありました。でも、もう前向きになっているみたいなので一安心です。しかし、そのMCの後で歌った歌が「秋の日の夕暮れ」(♪あなたを愛して本当に良かった。いつか愛が醒めても~)と「思い出に変わるならば」(♪思い出に変わるならば、さようならも越えられるね~)だったので、歌詞の意味をよくよく噛みしめてみるとなかなかに怖かったです。まあ、そこが私が孝子さんの曲を好きな理由なんだけど。
今回のコンサートはニューアルバム「TEAR DROPS」中心の選曲ということで、そのアルバムを聴いていなかった私は内心「しまったな」と思ったのですが、ちゃんと昔の(しかも10年以上前の)アルバムからも何曲も演ってもらえたので嬉しかったです。
さて、かつてコンサートに一緒に行った人で、岡村孝子のコンサートを称して「長い長い前座(コンサート本体のこと)とそれに続く短い本番(コンサート本体終盤とアンコール)」と言った人がいて、うまいこというなあと感心したのですが、岡村孝子コンサートは「しんみりした曲(ほとんど)の間は微動だにせず、席に座ったままクラシックコンサートのように鑑賞する」「MCはつまらなくても笑う」「コンサート終盤、アンコールのノリの良い曲になったら盛り上がる」という私が決めた3つのお約束があるのですが、この「コンサート終盤およびアンコールにかかるノリの良い曲」と言っても歌詞の内容は決して明るいものでは無いので、今回2階席だったため冷静に眺めてみると「十数年前に少年~青年だった殿方達」が「♪ママがいるから雨の日でも風の日でも大丈夫~」とか「♪『君が思うほど僕は強くない』冷えた言葉歩道に投げ捨てて」とかいう歌でノリノリになっているのは結構怖いものがあるなあ、と思いました。まあ、以前のコンサートでも「♪いっそやけくそに生きてやるわ~」とか「♪遊びなれた女ならば私のこと愛せますか~」とかいう歌でノリノリになっており、そこも私が孝子さんの曲を好きな理由なんだけど。
そんなこんなで、久しぶりのコンサートとっても楽しかったです。ただ、渋谷公会堂の客席は狭いので、自分の隣にちょっと体格の良い「十数年前に少年~青年だった殿方(しかもノリノリ)」に座られてしまった時は「勘弁してくれ~、はみ出してくるな~」と思ったのですが。
…ああ、真っ白。いや、黒いかも…。
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