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2004年03月27日

昔住んでいた街へ

お天気がよかったので、母とちょっと遠出の散歩に出かけました。
出かけた先は、昔住んでいた街。
懐かしい駅を降りて、坂道を上がっていくと、昔すんでいた家がそのままにありました。家の裏手に回ると、遊んでいて落ちて頭を打った崖もそのままでした。当時は随分高いところから落ちたような気がしていましたが、今見てみると、自分の目線の高さでした。やはり高かったです。下もコンクリートなので、下手に落ちていたら大変なことになっていたと思います。「今思えば、無事に済んで、良かったね」と母と言い合いました。
その後、ところどころに見覚えのある建物の残る通学路を抜け、公園を見たり、途中にあるホテルのラウンジでゆっくりと昼食をとったり、昔通っていた教会を眺めたりしたあと、当時通っていた小学校へ。道の幅ってこんなに狭かったっけ?と思ったり、そうそう、ここにはこのお店があったんだ、と新たに思い出したりもしました。不思議なものでその道を通ると、「あ、ここには○○さんの家があって遊びに来たことがある」と思い出されました。お家がお店をやっている同級生が何人かいたのですが、そこのお店は今も健在で、嬉しかった。
「ここの曲がり角を曲がってすぐのはずだ」と、忘れていたはずの記憶がよみがえってきて角を曲がると、そこには懐かしい小学校は見当たりませんでした。「あれ、廃校になっちゃったのかな」とよく見ると、小学校は改装工事の真っ最中でした。きっと、私がいた頃よりも児童数が少なくなったので、すこしリニューアルをかけているか、戦前の建築で私が通っていた当時も古ぼけた雰囲気の漂う校舎だったので、修繕をかけているのかなと思います。とにかく小学校自体は無くなったわけではないようなので、ほっと一安心。
その後は、当時はなかった地下鉄が開通して駅ができていたので、地下鉄で帰りました。当時の小学校の学区域の端から端まで歩き回りました。友達の家に遊びに行ったり、「探検」と称してあちこち歩き回ったりして遊んでいたので、私の方が母よりも土地に関する記憶がたくさん残ってました。…坂が多くて道が狭いので自転車が使えない町だったので、よく歩き回っていたんだなあ。自分でも驚きましたが、母もビックリしてました。「あんた、こんなとこまで来てたの」と呆れられました。今も残る放浪癖はどうやら当時からだったみたいです。

2004年03月27日 21:12

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