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2004年05月14日

演劇集団キャラメルボックス「ヒトミ」

大型連休をいいことに、生活を昼夜逆転してみたり、またもとにひっくり返して遊びに行ってみたり、というふざけた生活を送っていたら、そのツケが回ってきて今週はへんな時間に眠くなったり、夜中まで眠くならなかったり、なかなかつらい一週間でした。やはり生活リズムは大切です。

それはさておき、シアターアプルで上演中のキャラメルボックスの「ヒトミ」を見てきました。
キャラメルのお芝居は割とたくさんの登場人物がわーっと出てくるので時々誰が誰やら認識ができなくなってしまうのですが、今回の「ヒトミ」というお芝居は登場人物が少なめで(それでも10人)、主人公の周りの人たちの「想い」がそれぞれ見えていたのが良かったです。あと、主役の「ヒトミ」をやった小川江利子さんはあまり嫌味なく熱い部分を見せてくれるので、キャラメルの若手女優陣の中では好きな一人です。彼女の「無理してる優等生」な感じが役にうまくなじんでました。
大内厚雄さんが演じたヒロインの恋人「小沢」の役は9年前の初演は上川隆也さんが演じていて、私がその後追っかけるきっかけになった役の一つなのですが(笑)、上川さんがやった小沢はなんとなく完璧すぎてしまい、「こんな純粋にヒロインのことを想い続けられる人はいないだろうな」とも思ってしまったのに対し、大内さんの「小沢」は彼の迷いとか弱さが現れてヒロインのことを思うセリフも自分自身に言い聞かせる感じの不器用さが仄見えたのが良かったです。それと、2年ぶりに出演の津田さんの役もまるで飛び道具のようで面白かった。

…と、まあ、キャラメルボックスやお芝居に興味の無い人にはまったく訳がわからないことをぐだぐだと書いてしまいましたが、やはり、「一回のお芝居を二回(あるいはそれ以上)見に行く」という贅沢は適当に控えないと財政に厳しいな、と言うのが本日の結論です。(実は2度目の観劇でした)

2004年05月14日 20:58

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