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ベートーヴェン ソナタ第8番 作品13 「悲愴」 第3楽章

2007年秋のピアノの発表会での演奏です。
発表会で演奏する曲を決めるにあたって、「うーん、あんまり表現力を求められる優美な曲はツライし、和音を力強く鳴らすような曲も苦手だし…」などと考え、消去法で残った曲でした。きちんとした構成のわかりやすい曲で、割と自分と相性がいい感じの曲かなと思っています。

だがしかし、長い。このファイルだと演奏時間は5分50秒ですが、いつも弾いていると途中4分を過ぎた辺りからだんだん集中力が薄れてくるのを感じてました。
来年の曲は3分くらいで終わる曲にしようと思います。

あと、「どうしてもここだけは間違ってはいけない」という部分でプレッシャーがかかってしまいまして、具体的に言いますと、曲の最後の「急激な下降音階(3連符・3連符・6連符・7連符)」の部分が本番の2週間前くらいから全く弾けなくなってしまい、非常手段として「ちょっとゆっくり目に弾いてみる」ということをやってますが、やっぱり当日も弾けませんでした(泣)。練習で弾けていないものが本番で弾けるはずもありません。途中の似た部分は弾けているのになあ。

それでも1年前の発表会でのショパンのワルツと比較すると、若干の技術の進歩がみられると思うのですが、いかがでしょうか?

↓やはりDVDから音声を抜き出していますので、音割れがあります。音量は小さめに。

ベートーヴェン ソナタ第8番 作品13 「悲愴」 第2楽章

「悲愴」の第2楽章です。
ゆったりとした曲で一見簡単そうに聴こえますが(実は私もそう思ってた…)、楽譜見てあらびっくり大変でした。

なにせ、この曲、右手でメロディの主旋律と伴奏部分を両方引くのですから。主にメロディ部分を担当するのが、右手の小指と薬指、人差し指と親指は伴奏部分の演奏です。中指はどっちも担当します。
で、私の場合右手の小指と薬指の弾く力が弱く、メロディを綺麗に鳴らすのに苦労しました。
演奏中も油断すると、人差し指と親指がメロディを消してしまいそうになっています。

でも、上級者向けの曲だとこういう形の曲はいくつもあるので(たとえばベートーヴェンのソナタ「月光」の第1楽章もおんなじ感じ)、いい鍛錬になりました。

↓スミマセン、ちょっと音の割れがひどいのでボリュームは小さめで。