ウズベキスタン紀行(2004年9月)

サマルカンド・ブルー

きっかけは、ブルーのタイルで装飾された寺院の写真でした。
「この建物を自分の目で見てみたい」
そして私はウズベキスタンに行ってきました。この青を見るために。

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とにかく美しいブルーのタイル装飾の紹介です。今までの写真は建物の形がわかるようなものが多かったですが、今回紹介する写真は寄って寄って寄りまくってます。…なので、自分でもどこの場所で撮影したかよく覚えていません。

タイトルには「サマルカンド」とありますが、サマルカンド以外の写真も含まれています。(ウズベキスタンの歴史的建築物の青を総称して「サマルカンド・ブルー」とも呼ぶらしいです)

遠くから見ると、非常に精密な模様のように見えますが近くまで寄ってみると結構味がある模様だったり…(左の写真)。

下の右側はヒヴァのカルタ・ミナルのふもと。微妙にグラデーションです。

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15世紀初めに中央アジアを治めたティムールが各地から建築家を集めて「青の都」を築いたそうです。ティムールが「青」にこだわった理由は不明らしいですが、旅をしていてなんとなく「空」とつながるからかなと思いました。旅の間中ほとんど晴天に恵まれ、澄み切った空をバックにした青い装飾は本当によく映えて綺麗でした。

左下…緻密に見えるタイルも近寄ってみるとちょっとゆがんでいたり。

右下…緻密に見える模様は近づいてみてもますます緻密だったり。

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左下…今回の旅の中で「一番美しい」と素直に思った、サマルカンドのティラ・カーリー・メドレセの内部。他のタイル装飾も勿論素朴で綺麗ですが、金箔で覆われたドーム内部の装飾は圧巻でした。目が回りそう…。

右下…タイルの文様一つ一つにもちゃんと意味があるそうなのです。

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これで今回の旅行記の紹介はひとまず終わりです。
何しろウズベキスタンの建築物の美しさとそして空の色に圧倒された旅でした。