ウズベキスタン紀行(2004年9月)

ブハラ旧市街

04uz-17.jpg
ヒヴァからブハラという都市に移動。
こちらの都市も古くからの文化遺産の宝庫で、ユネスコの世界遺産に指定されています。

この旅行の中で一番印象に残った建物が上のカラーンモスク。印象に残った理由は「静けさ」です。モスク内を観光しているときに同じツアーの人たちが皆、写真右側の塔(カラーンミナレット)に登ってしまったため、ぽつんと地上に残されてモスクを見学。モスク内に誰もいなくなってしまったために一瞬の静けさが訪れました。

カラーンミナレット(塔)に登らなかった理由は、私が「足元のしっかりしない高所」が苦手だからです。しかもビル10階の高さまで狭くて薄暗い螺旋階段をぐるぐる登るんですから。


04uz-18.jpg
また、こちらのモスクの「静けさ」の理由その2。今まで訪ねた建物はほとんどは現在は実際に使用されておらず、見学用として開放されているため構内に売店や物売りがたくさんいたのですが(それはそれで土産物を物色できて楽しかったけど)、こちらの建物は現在もモスクとして使用されているためか、売店が一切なく、それもあって非常に静かな雰囲気でした。

上の写真は入り口のドーム部分を見上げたところ。非常に精密なモザイクです。

04uz-20.jpg 04uz-19.jpg
誰もいない回廊(左側)と回廊の内部(右側)
右側の回廊は案内をしてくれたガイドさんが「皆さんを『無限』の世界にご案内します」といって連れて行ってくれました。この回廊の内部も誰もいなくて「静けさ」を感じました。


04uz-14.jpg 04uz-15.jpg
左はイスマイール・サマニ廟。905年頃に完成したそうです。そんな大昔の建物とは思えないほど緻密な建築です。
右はチャシュマアイユーブ廟。お墓ではなく泉をまつってあるところで、中で聖なるお水をいただきました。
このお水、ガイドさんいわく「万病を治すと言われているが、お腹が弱い人はやめておいたほうが良い(笑)」とのことで、モノは試しとチャレンジしてみました。その後、地元の人が本当に大切そうにここの水を扱う様子を見て、病気を治すものは「チャレンジ精神」とかじゃなくて、きっと真剣な「祈り」なんだなあと少し反省。
(ちなみにお腹の方は、お水のご利益があってか旅行中ずっと無事でした。

04uz-21.jpg 04uz-16.jpg

左はナディールディバンベキメドレセ。偶像崇拝が禁止されているイスラムで堂々と鳥の絵が描かれている。ブルー地のタイルに羽ばたく鳥が綺麗。
右はチャルミナール。4つの塔にはそれぞれ姫君がいたとか奥様がいたとかいろいろ説があるらしい。この日も天気が非常に良くて、青空にブルーの4つの塔が映えて非常に綺麗でした。