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2010年の感想文

ふう、このページもようやく念願のブログ化達成です。
に、しても今年は7本。例年に比べると少ないのは、理由その1落語を観に行っていた(7回)、そして理由その2はアイススケートにはまっていた(5公演)だったせいです。落語はそれほどでもないですけど、アイススケートは良い席で観ようと思うとそれなりにチケット代が高いもので…。

話はずれましたが、それでは2010年に観たお芝居の感想文です。

1月
劇団名(劇場) むーとぴあ(下北沢駅前劇場)
タイトル 初めての食卓
武藤さんのほんわか度 ☆☆☆☆☆
図らずも去年と同様年明けの観劇第一弾は「むーとぴあ」でした。武藤さんの醸し出すやわらかな空気に癒された時間でした。ある夫婦の長い時間の物語。新婚時代からやがて子供たちが巣立つまでをじっくり淡々と見せてくれました。武藤さんの関西弁に心あたたまりました。
最後のほうの飛び道具みたいな「孫たち」にも笑いました。

2月
劇団名(劇場) 虚構の劇団(高円寺 円)
タイトル     監視カメラが忘れたアリア
みなさん若いです度  ☆☆☆☆
若い役者さんたちの若いお芝居。でもなんだか出てくる題材が懐かしく(大学のサークルの集まり、中学のいじめ)なんとなく思い出してむずがゆくなってしまう、そういう話。
千秋楽で前から3番目のセンターという素敵な席だったので役者さんともばっちり目があい近くて熱いお芝居を楽しみました。

3月
劇団名(劇場) 演劇集団キャラメルボックス(サンシャイン劇場)
タイトル     ミス・ダンデライオン
W岡田のしっくり度 ☆☆☆☆☆
クロノスシリーズの再演。ハーフタイムで1時間なんだけど、ビシッと話が収まって後味も良い作品。
W岡田(岡田さつき、岡田達也)が主役で見応えがありました。クロノスシリーズの中ではこの話が一番好きだな。

劇団名(劇場) 演劇集団キャラメルボックス(サンシャイン劇場)
タイトル     南十字駅で
クロノス集大成度 ☆☆☆
クロノスシリーズの最終作。ちょっと色々からくりがありすぎで野方が元の時間に戻ってこれた理由があまりよくわからなく。老野方と荻塚の二人のシーンは静かな迫力がありました。ただシリーズの4作品でやるんだったらヒロインは全員変えてほしかった…。

5月
劇団名(劇場) 演劇集団キャラメルボックス(サンシャイン劇場)
タイトル     バイバイ・ブラックバード
オリジナルの新作。ややアコースティックっぽい感じか? なんとなく以前やった「SKIP」への反論かな~、という気もしました。(SKIPの主人公真理子はこの話の主人公と同じ境遇にあってあっさり現実を受け入れてしまったので)
途中までのたたみかけるようなエピソードの積み重ねがうまくラストに重ならなかったのがやや残念。ラストのオチが判ってしまった瞬間にちょっとがっくり来てしまった。しかし、客演の入野さんとじっきーが良かった。

8月
劇団名(劇場) 演劇集団キャラメルボックス(サンシャイン劇場)
タイトル   また逢おうと竜馬は言った
岡田・畑中で観たかった度 ☆☆☆☆
劇団の代表作の何度目かの再演。さすがは鉄板で安心して見れました。今までの再演とどうしても色々比べて見てしまうのですが、主役コンビ(岡田・左東)は安定感があって落ち着いて見れた。あとはヒロインの妹夫婦のバカップルぶりがつきぬけていて面白かったです。

12月
劇団名(劇場) 演劇集団キャラメルボックス(サンシャイン劇場)
タイトル   サンタクロースが歌ってくれた
3人の安定度 ☆☆☆☆☆
こちらも25周年を締めくくる劇団の代表作。退団してしまった上川・近江谷コンビでたっぷり笑わせてもらいました。オールドファンと言われようと、やっぱり安定した笑いがあり、面白かったです。衣装や装置も凝っていて隅から隅までたっぷり楽しみました。

<まとめ>
というわけでトータルで7本。しかもほとんどキャラメルだ。(キャラメルは次々に次回公演の案内をよこすのでつい観に行っちゃうんだよね)


超個人的に色々賞など。
主演男優賞:該当なし
主演女優賞:武藤晃子(明日香「はじめての食卓」)
助演男優賞:近江谷太朗(警部「サンタクロースが歌ってくれた」)
助演女優賞:渡邊安理(サヨ「サンタクロースが歌ってくれた」)