« 2016年の感想文 | メイン | 2018年の感想文 »

2017年の感想文

2017年はお芝居9回、落語3回、フィギュアスケート競技会5回、アイススケートショー6回を観に行ってました。
フィギュアスケートに関して言えば、ファンである小塚くんがプロフィギュアスケーターとしてデビューしてくれたこともあり、アイススケートショー三昧の幸せな夏を過ごしました(お芝居関係なくてスミマセン)。

1月
「シェイクスピア物語~真実の愛~」@KAAT神奈川芸術劇場
豪華キャストがややもったいない度:☆☆☆☆
映画「恋に落ちたシェイクスピア」を原案としたお芝居。しかし映画のコメディ要素を排してシリアスに徹した分、なんとなくちぐはぐとした印象で。
とはいえ、上川さん主演の新春舞台、堪能しました。やはり舞台の上川さんはいいなあ。来年もどこかでお目にかかりたいものです。

3月
「鍵泥棒のメソッド」(キャラメルボックス)@サンシャイン劇場
完全に見えてました度:☆☆☆☆
こちらも映画からの舞台化。とはいえ、成井さんの原作ありの脚本化は安心して観ていられる。
岡田さん、畑中君のコンビは安定しているなあ。上の「完全に見えてました」というのは、劇の冒頭で銭湯のシーンがあるのですが、そこで隠れていなければいけないところが私の席(前から4列目)から完全に見えていたという(笑)。

5月
「スキップ」(NAPPOS PRODUCE)@サンシャイン劇場
13年前には感じなかった心情が…度:☆☆☆☆☆
13年前にキャラメルボックスで上演された作品の再演。今回はプロデュース公演ということで主演2人に外部の女優さんを迎えて。主演の1人、17歳の真理子は元乃木坂46の深川麻衣さん。彼女の初々しい感じがちょうど知らない環境に飛び込んでいかないといけないヒロイン像とうまく重なってました。岡田さんの役は13年前は「そんなに若くて格好よくちゃいかんだろう」と思いましたが、今回はよい具合でした。

「ハイキュー!!」@TOKYO DOME CITY HALL
ステイ・ヘルシー!度…:☆☆☆
若いお嬢さんで満員の舞台。走って、跳んで、打っての躍動感のあるお芝居でした。傾斜のある舞台での跳んだり跳ねたりなので、くれぐれもケガにはお気をつけて。しかしほとんどバレーボールの試合のシーンだけで3時間くらい持たせるのはすごいなあと。逆に試合が終わった後の「静のシーン」の見せ方を工夫してもらえるともっと良いなあと。

「氷艶hyoen2017-破沙羅-」@代々木体育館
染五郎さん、すごいよ度:☆☆☆☆☆
他のお芝居やアイスショーに比べてチケットのお値段がお高めだったので、最初はチケットとってなかったのですが、ネットの評判で「なんかどえらいものが見れるらしい」というところで盛り上がっていたので急遽行ってきました。行ってきてよかった~!。まさか代々木体育館アイスリンク上での宙乗りや歌舞伎役者さんのスケート、フィギュアスケーターの殺陣が観れるとは!引退したばかりの村上佳菜子ちゃんが彼女のキャラクターに合ったいい役をもらっていたなあと思いました。

7月
「スロウハイツの神様」(キャラメルボックス)@サンシャイン劇場
当日券混んでてビックリ度:☆☆☆☆
こちらも原作あり作品。キャラメルボックス大好きの原作者の作品だけあって、舞台化の親和性が高いなあと。しかし、成井作品には出てこないであろう「土下座するヒロイン」にびっくり。

「天国への階段」(OOPARTS)@サンシャイン劇場
時間経過とともにセットも変わります度:☆☆☆☆
鈴井節バリバリの舞台でした。とは言え、毒はやや弱めで。キャラメルボックスからは畑中君が出演してたけど、割となじんでいたなあと。

8月
「わたしの星」(ままごと)@三鷹市芸術文化センター星のホール
成井さんの息子さんが出てたのにはびっくりしたよ度:☆☆☆☆
オーディションで選ばれた高校生たちの舞台の再演。今回は舞台が「カセットテープ」をテーマにしていて、「巻き戻し」や「再生」がうまいこと仕掛けとして効いていました。高校生たちのリアルな言葉とお芝居に圧倒されました。プロが演出すると高校生もプロなんだなあと。

12月
「スマートモテリーマン講座」@天王洲 銀河劇場
前情報全くなしにこの舞台に連れて行ってしまって友よスマヌ度:☆☆☆☆☆
観終わった後に何も残らない舞台!(褒めてます) 最近TVでは渋い脇役が多い安田顕さんのベストアクト!
2時間半笑いっぱなしの舞台でした。しかも時事ネタから、40代にしかわからない笑いまで小ネタの宝庫で楽しかったです。あと最近NHKの「LIFE」で面白いな、と思っていたシソンヌが舞台でもきちんと脇を固めていて存在感がありました。

主演男優賞:安田顕(「スマートモテリーマン」講師)